目的別の化粧品の種類や効果について

化粧品の歴史と種類

インディアンなどの先住民族をみれば昔から男女を問わず顔に色を塗る、言わば「化粧品」を使っていたと考えられます。日本でも2000年以上も前の縄文時代の土偶や弥生時代の埴輪の顔に赤い塗料が塗られていることから、化粧の歴史は古いと言えるでしょう。しかし、昔の化粧は美しく見せるためのおしゃれを意識したものではなく、権力や強さの象徴、魔よけ、防虫などを目的としていたと考えられます。6世紀後半頃になると遣隋使によって中国から紅や白粉がもたらされるようになります。

平安時代には男性もお歯黒をする習慣が定着し、男女を問わず化粧をするようになります。源平合戦で有名な平氏は、宮廷文化に憧れて白塗り、置き眉、口紅などの習慣を取り入れていたため、平氏を破った源氏が質実剛健を強く打ち出したという説もあります。戦国時代になると討ち死にして首を取られた際に恥ずかしくないように化粧をする習慣もあったと言います。江戸時代になると遊女や歌舞伎役者によって化粧が一般庶民へと広がります。明治時代になると文明開化とともに欧米の化粧品も輸入されるようになりました。

日本独自の化粧品の開発にも力が入れられ、美容成分を多く含む機能や効果を目的とした化粧品も誕生しました。また、安全志向の高まりから、アレルギーを起こす可能性があるとされる成分を排除した無添加化粧品にも人気が集まっています。さらには、合成界面活性剤などの化学的に作られた成分を一切使用していない化粧品、自然環境も考慮して天然成分だけでつくられたオーガニック化粧品など、化粧品の種類はさらに増えています。今回は、目的別に化粧品の種類や効果についてまとめました。